入江建設

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金子 大成

あの失敗があったからこそ、大きく成長できた

同業の父親の仕事を手伝ううちに、自分も土木の道に進みたいと思うように。当社を選んだのは、ゼネコン並みの多彩な工種に関われる上に、地元から通えて転勤がない点にひかれたからです。入社後は先輩に付いて回り、測量や写真撮影、書類作成など業務の基本を学び、初めて現場を任されたのは2年目のこと。小規模な駐車場の造成工事で、頭では工事の進め方を理解していたものの、いざ現場に入ると判断に迷うことばかり——。時にはお施主様から厳しい指摘を受け、先輩に電話で質問して問題をクリアするという繰り返しにより2カ月後に完成したときは、心底ホッとすると同時に達成感が込み上げてきました。この仕事は失敗から学ぶことの連続で、特に忘れられないのは、道路の掘削中に水道管を破損させて水を噴き出させるという痛恨のミスを犯してしまったこと。決してあってはならない失敗ですが、その後はしつこいくらい念入りに事前の準備や調査を行い、慎重を期するようになった点では、自身の成長の大きなきっかけになったといえるできごとでした。

金子 大成

完成間近に……予期せぬ土砂災害に見舞われる

現場監督として、グラウンドや道路の造成、電線共同溝、建築物の外構など多くの種類の工事に携わり、現在は相模原市から発注を受けた国道のトンネル工事を指揮しています。全長68メートルのトンネルで、通常なら爆薬による発破を行うところですが、付近に住宅や県道があり安全面を考慮して掘削機を用いました。1日1メートルのペースで掘り進めてはコンクリートを吹き付けて固めるという地道な作業を繰り返し、3カ月後にようやく貫通した瞬間は、涙がこぼれるほど感動しました。ところが、その喜びもつかの間、完成が見えてきた時期に、わずか数十メートル離れた場所で台風による大規模な土砂崩れがあり国道が土砂に覆われてしまいました。実は台風の影響が心配で前夜に一人で現場を見回りに訪れたのですが、そのすぐ後のできごとでした。翌朝、工事をストップさせて関係各所に連絡するなど対応し、今は最終段階のトンネル工事と災害復旧工事の緊急対応を並行して進めています。このように工事現場は、どれだけしっかり段取りをしても、予期せぬアクシデントが付き物です。今回の事態に我ながら冷静に対応できたのも、これまで多くの現場でトラブルに対応してきた経験が生かされているのだと思います。

金子 大成

仲間の存在があるから、常に前向きに仕事に向き合える

この仕事の醍醐味は、何もない場所にスケールの大きなものをつくり上げていく達成感にあると思います。そして、自分が手がけた建造物などを家族や友人に知ってもらえるのも大きな喜びです。実は、今担当しているトンネルは私の地元のすぐ近くにあり、開通後は国道が走りやすくなって身近な人にも喜んでもらえるのではないかと思っています。家族とドライブして、子どもたちに「このトンネルは、お父さんがつくったんだよ」と話すのが楽しみでもあります。もちろん、楽しいことばかりではなく苦労も絶えませんが、ここまで前向きに続けてこられたのは、仕事が好きであることに加え、いつも相談し合える仲間の存在が大きいです。自分でスケジュール調整して休みもしっかりと取れる職場ですので、家族との時間も大切にして、仕事もプライベートもますます充実させていくことを目指しています。

金子 大成